月の廟庭は、月輪山千光寺が運営する屋内墓苑。建物の空間全体が仏様、宇宙空間を表現し、その館内にこの墓苑があることで仏様の胎内にお墓があるという意味も有しています。
生命の息吹のふる里といえる月光の中で、旅立たれた方、見送られた方すべてが、共に寛ぎ、癒され、満たされ、ゆたかな繋がりを重ねていく、“こころの宇宙感としての庭”を「月の廟庭」の名に託しています。
月の廟庭は、季節や天候に左右されることなくプライベートな空間である参拝ブースで快適に心ゆくまでお参りができる屋内墓苑。屋外のようにお墓のお掃除や雑草の除去などを行う必要もなく、
当寺院が日々丁寧にお手入れし、お守りしています。
骨壺を納める厨子は一家族ごとの専用となり、通常参拝ブースの墓石後方に安置されています。お参りの際に専用カードをかざすことで、各厨子が墓石まで運ばれてくる仕組みで、参拝ブース・墓石・お花立・香炉などを共有してご使用いただくタイプのお墓です。厨子の銘板には「家名」や「家紋」を刻むことができます。
二尊の仁王像が静かに佇み、厳粛にお迎えする3階の参拝室。すべてのブースは、一つ一つに区切り、プライバシーを確保。ゆっくりと手を合わせる参拝者の皆様を清らかな空間が包み込みます。ブースにはお座席やお供物台を準備。お焼香やお花もご用意しております。
仏教ではお香が放つ香りは、故人様へ「天に届く香りの糸」として考えられています。
そのため、参拝時に用いるお香は、住職自らが京都の香堂(天香堂)にお願いし、吟味した当寺院オリジナルなものをご用意。千光寺のご供養への想いは、お香選びにも注がれています。
参拝室の12の参拝ブースに設置した墓石には、古くから高級石材として使われてきた「黒御影石」を使用。独特の光沢があり、柔らかで温かみのある墓石です。世界的な金箔アーティストとして知られる裕人礫翔氏が自ら、その12ブースは、ひとつひとつ手を加えて描いた作品となっています。
承継者がいらっしゃらない方でも、当寺院にて永代に亘りご供養する永代供養墓「つむぐ」。
館内を飾る様々な金箔アートと同じく、世界的なアーティストである裕人礫翔氏が手掛けた作品です。屋内に設けられているため、天候に左右されることなく快適にお参りができ供物台でのお供えやお線香もあげることができます。