千光寺SDGsの取り組み

仏教の利他と慈悲の精神を具現化しています

千光寺がSDGsに取り組む理由

「持続可能な開発目標」として2015年に国連サミットで採択されたSDGs。そこには世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界中の人々がで2030年までに解決していく計画・目標が定められ、「誰一人取り残さない」という力強い誓いが掲げられています。それは仏教で説く利他と慈悲の精神と重なると千光寺では捉えています。そして寺院としての活動の一つひとつがすべての人を救済していくというお釈迦様の教えを具現化したものになっていると考えています。だからこそ、千光寺はSDGsの活動を全面的に支援し、さらに今までの取り組みに加速度を増して推進しています。

お供物の寄付への取り組み

世界中のさまざまな国や地域で課題のひとつとされている「貧困問題」は、日本でも深刻化しています。千光寺は、その課題を直視し、参拝ブースのお供物をご遺族様の許可を得た上でフードバンクをはじめ、浦安市と提携し、フードドライブ活動を行っているNPO法人に寄付しています。このことによって食品を必要としている地域のフードバ ンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に届けることができています。お供物を寄付することは貧困に苦しむ人々を支えることができることはもちろん、食品ロスの削減にもつながっています。

バナナペーパーへの取り組み

もう一つご紹介したい千光寺のSDGsの取り組みがバナナペーパーの使用です。アフリカで廃棄されているオーガニックバナナの茎から繊維を取り出して作られているバナナペーパーは1本の木も切らないため、森林伐採の防止にも繋がります。そして森林が失われないため、動物の絶滅防止にも貢献できています。さらに産業のない小さな村に雇用が生まれ、貧困の解決にも役立つことができています。このバナナペーパーを千光寺では名刺に利用。新たな人と出会いの中でこの紙を利用する意義なども機会があればお話ししています。