沿革・ 開道 開山

浦安の小さな道場から生まれた寺院

京都盆地の東に位置し、南北12kmにわたって連なる山々である東山三十六。その南端、月輪山の南端に建つ泉涌寺で長年の修行を重ね、研さんを積んだ伏島𣳾全住職が平成9年(1997年)に浦安の地に真言宗の道場を創建し、平成9年に開基した寺院が月輪山 千光寺です。

寺院名「月輪山 千光寺」の由来

月というのは生命の源。月があるから生命が生まれてきます。人は月がなければ生きていくことはできません。そういった月への想いを祈りに捧げてきた伏島住職。若き頃、日本の霊山を巡る旅に赴き、北から南まで霊山のすべてで修行した記憶の中に足元を照らしてくれる月がありました。そして、霊山巡りの修行や道場で見ることのできた神々しい月の輪を忘れられず付けた山号が「月輪山」です。また仏教上「千」という数字は「限りなく多い」という意味で使われ、仏様の無限の光明で一切衆生※の心を癒したいとの願いが「千光寺」という名称に込められています。

※一切衆生
この世に生きているすべてのもの。生きとし生けるもの

エントランスから本堂へ
寺院内にちりばめられた月の物語

当寺院は山号の「月輪山」の月が示す通り、太陽の化身である大日如来様と表裏の関係にある月のアートを寺院各所に散りばめています。エントランスで出迎えるのは水平線から昇る太陽のアートです。そして、それと入れ替わるように階を上がるごとに月が満ち、雲の姿も変化。本堂のある5階に着くとその姿が満月となっているなど月の物語がちりばめられているのも当寺院の特徴です。